今の仕事がしんどすぎるから、もっと楽な仕事に転職したい…
一般事務は楽すぎってよく聞くけど、ほんとに楽すぎなの?
大変なところはあるの?
できるだけ楽な仕事をして、自分のことにゆっくり時間を使いたいなあ。
こんな疑問にお応えします。
私は、一般事務として5年働いた経験があります。
一般事務は「残業が少ない」とか「ノルマがない」というイメージがあり、「めっちゃ楽そう」と思われがちです。
私も以前、母にこんなことを言われました。
あんたの会社、なんかゆるそうやなぁ。
しかし、一般事務にも大変なことはあるのです。
そこでこの記事では、実際に一般事務を経験した私が、一般事務の「楽すぎなところ」や「大変なところ」について紹介します。
この記事を読むことで、今の仕事と一般事務の仕事、どちらが自分のために良さそうかわかると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
一般事務の楽すぎなところ
「座って仕事ができるから楽だよね〜」「ノルマがないから楽勝だよね〜」などと言われがちな一般事務。
私は一般事務として5年働きましたが、たしかに楽なところはありました!
私が実際に働いていて、「楽だな〜」と思ったことを、5つ紹介します。
ちなみに、一般事務ってそもそもどんな仕事をするの?と思った方は、一般事務の仕事内容は?役立つスキルやメリット・デメリットまで解説を読んでみてください。
座りっぱなしで仕事ができる
一般事務の仕事の多くは、パソコンを使った作業や、電話・メール対応です。
そのため、基本的に1日中座りっぱなしになります。
立ちっぱなしで仕事をするわけでもなく、力仕事もないので、体力に自信のない方にはぴったりの環境です。
ルーティンワークが多い
一般事務の仕事は、だいたい毎日やることが決まっています。
突然なにかを頼まれない限りは、毎日同じリズムで1日が過ぎていきます。
やることが決まっている分、状況に応じて行動するという場面が少ないのが良いところです。
臨機応変に動くことが苦手な私にとっては、毎日同じことを繰り返すルーティンワークはとても楽でした。
残業が少ない
先ほど紹介したとおり、一般事務はルーティンワークが基本です。
自分で仕事の進め方を調整しやすいので、定時で帰ることができます。
その日のうちにやらないといけない仕事さえ終わっていれば、残った仕事を次の日に回しても大丈夫です。
自分のスケジューリング能力次第でもありますが、営業などに比べて残業が少ないことは間違いないです。
ノルマがない
一般事務には、営業のようにノルマがないところが多いでしょう。
毎日ノルマに追われたり、上司にプレッシャーをかけられたりすることがないので、精神的に平和でいられます。
一般事務はノルマがない場合が多いだろうと思って、「楽なところ」として紹介しました。
お菓子が食べられる
「仕事中にお菓子を食べるなんて舐めてる!」と言われてしまうかもしれませんが
お菓子を食べながら仕事ができるのは最高でした。
・小腹が空いたときにお菓子を食べて栄養補給
・取引先の方からいただいたお菓子でティータイム
なんてこともありました。
自分の好きなときに休憩できない、ましてや仕事中にお菓子なんて食べられないという方と比べたら、楽だったと思います。
もちろん、ちゃんと仕事はしてましたよ…!
一般事務の大変なところ
やっぱり一般事務ってめっちゃ楽じゃん!
いやいや、楽なことばかりじゃないんですよ。
次は、私が実際に一般事務をしていて、「大変だな」と思ったことを5つ紹介します。
- 電話対応
- お昼ごはんも自分の席で食べる
- お昼休みでも電話・来客対応しないといけない
- 人間関係
- ミスをするとお客様に迷惑がかかる
電話対応
一般事務は、お客様からの問い合わせや社員からの連絡など、いろんな人からの電話に対応しなければいけません。
慣れないうちは、緊張してうまくできないこともあります。
1番大変なのはクレーム対応。
一般事務は会社の一次受付なので、お客さまが1番お怒りの状態であることも多いです。
「ミスしたのは別の人なのに、たまたま電話をとった自分が怒られる」
なんてことはよくあります。
逆に、「自分のミスなのに、先輩が怒られている…!申し訳なさすぎる…!」
ということもあります。
一般事務の基本的な仕事ですが、慣れるまではけっこうしんどかったです。
ちなみに、私は電話対応が1番キライでした。
お昼ごはんも自分の席で食べる
入社して真っ先にしんどいなと思ったのが、”お昼ごはんも自分の席で食べる”ことです。
休憩室もなく、電話対応もしなければいけなかったため、仕事中もお昼休みも自分の席で過ごさないといけませんでした。
気分転換できないのが、はじめは特にしんどかったです。
とはいえこれは会社によって違うと思うので、参考程度にしてください。
ドラマみたいに同僚と街でランチできるところもあれば、私のように会社で食べるところもあります。
あなたはどっちがいいですか?
お昼休みでも電話・来客対応しないといけない
お昼休み中でも、電話がなったら取らないといけないし、来客があったら対応しないといけません。
休憩時間なのに、なんで仕事しないといけないの?
私もそう思っていたので、はじめは嫌でした。
とはいえ、これも会社によって違うと思います。
お昼の時間帯の電話対応は自動音声になっているところもありますよね。
私が働いていた会社はインフラ系だったので、常に電話が繋がる状態でないといけなかったのです。
「お昼休みは自由に過ごしたい!」という方は、会社によってお昼休みの過ごし方が違うということを覚えておいた方がいいかもしれません。
人間関係
一般事務は、事務員同士で連携が必要だったり、他の社員から仕事を頼まれたり、電話の取り次ぎをしたりと、いろんな人と関わりながら仕事をします。
その中で、人間関係が悪くてまともなコミュニケーションが取れないと、なかなか辛い状態になってしまいます。
・冷たい態度のお局様
・パワハラしてくる上司
・機嫌が悪いと人にあたる先輩
こんな人たちに囲まれていたら、ストレスですよね。
実際私も、お局様に冷たく当たられたり、機嫌の悪さ全開で話しかけにくい上司や先輩がいたり、人間関係でストレスを感じることがありました。
人間関係はほんとうに大事
ミスをするとお客さまの迷惑になる
一般事務は、ルーティンワークが多いので楽だと紹介しました。
しかし、ひとつミスをするといろんな人に迷惑がかかるので、仕事には正確性が必要です。
たとえば、私はお客さまの銀行口座やクレジットカードの登録業務をしていたのですが、間違えるとトラブルになるので慎重に作業していました。
自分のミスが直接お客さまの不利益につながることもあるので、間違えられない大変さがあります。
一般事務の平均年収
これまで一般事務の「楽すぎなところ」と「大変なところ」を紹介しました。
それで、一般事務の年収ってどれぐらいなの?
dodaによると、一般事務の平均年収は345万円。
◆年代別
・20代:347万円
・30代:405万円
◆男女別
・男性:443万円
・女性:368万円
参照元:doda『事務職の平均年収はどのくらい? 年代・種類別の比較や年収アップのコツも紹介』
それほど高くはないですが、年齢とともに収入はアップする傾向なので、多くを望まなければそれなりに生活はできます。
「ほどほどの収入でいいから、自分の時間を楽しみたい!」というプライベート重視の方にとっては、ちょうどいいかもしれません。
まとめ【一般事務は楽すぎでもあり大変でもある】
今回は、一般事務を5年経験した私が、一般事務は楽すぎるのか?ということについて解説しました。
一般事務は、体力をあまり使わないうえ、臨機応変に対応することも少ないので、楽な面もあります。
プライベートと両立しやすい魅力的な仕事です。
しかし、気分転換がしづらかったり人間関係で悩むこともあったり、精神的な面で大変なこともあります。
事務なんて誰でもできると言われることもありますが、全くそんなことはありません。
営業成績はすごく良くても、事務処理はめちゃくちゃ苦手という人もいましたしね。
今の仕事はしんどいから事務職に転職しようかなと考えていて、一般事務は自分に向いてそうだ!と思えたなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
あなたの生活が、もっと快適なものになりますように。
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