『氷の城壁』のあらすじが知りたい!
見どころはどんなところ?
無料で読めるアプリってあるの?
こんな疑問にお答えします。
「氷の城壁」とは
『氷の城壁』は、マンガ大賞2023第3位に選ばれた『正反対の君と僕』の作者、阿賀沢紅茶さんのデビュー作です。
学生だけでなく大人も「共感できる…!」と話題になりました。
あらすじ
人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会い――? 孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しいバスケ部員・陽太。どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー!
引用元:LINEマンガ
「氷の城壁」の見どころ
『氷の城壁』の見どころを4つご紹介します。
リアルな心理描写
高校生のよくあるキラキラ青春マンガかと思いきや、侮るなかれ。
『氷の城壁』は、キャラクターの心情がみごとに言語化されているところが大きな魅力です。
キャラクターが抱える悩みや葛藤に対して、それぞれの気持ち、根本の部分に向き合っていく様子が丁寧に描かれています。
「こんな気持ちになったことあるなぁ」
「あのときモヤモヤしていたことってこういうことだったのか」
「この感じすごくわかる!」
と、自分と重ね合わせて共感できるシーンがとても多いです。
しかも、メインの4人だけでなくサブのキャラクターもキャラ設定がしっかりあるので、どの人物にも感情移入してしまいます。
人間味のあるリアルなキャラクター達が悩んだり、戸惑ったり、成長したりする様子に、読めば必ず共感するでしょう。
日常の微妙なモヤモヤ
『氷の城壁』は、人間関係に関する描写が多いです。
人間関係に関してわかりやすい「絶対悪」が存在しないところが、この作品の特徴でもあります。
自分が嫌だと思ったことでも実は相手は自分を気遣ってくれていたり、相手が気遣ってくれるからこそ居心地が悪かったり…
「絶対に悪い”誰か”はいないんだけど、なんかモヤモヤするんだよな」という微妙なシーンを深掘りしてくれるマンガは、そんなに多くないのではないでしょうか。
同じような体験をした人は、救われることもあると思います。
キャラクターの成長
メインキャラクターはまったく性格の異なる4人ですが、それぞれの成長が丁寧に描かれています。
主人公の小雪は、中学でのトラウマから人に対して壁を作っています。
高校では幼馴染の美姫だけが友達で、誰とも関わらずに過ごしていました。
しかし、美姫の友達であるミナトとヨータと仲良くなるうちに、自分自身の感情や欠点と向き合うようになり、トラウマを克服していきます。
小雪だけでなく、
素の自分をさらけ出せないことに悩む美姫、
自分の気持ちより相手の「正解」に合わせて行動するミナト、
人知れず悩みを抱えている穏やかで心優しいヨータ、
4人が関わり合いながらそれぞれの悩みを乗り越えて成長していく様子は、ずっと見守っていたいと思うこと間違いなしです。
シリアスな中のユーモア
物語全体を通してみるとシリアスなのですが、ところどころにギャグ要素も散りばめられています。
会話のやりとりやキャラクターの動きなどにユーモアあふれる描写があり、思わず笑ってしまいます。
キャラクターのデフォルメもかわいいく個性的です。
このシリアスとユーモアのバランスがクセになります。
『氷の城壁』を読んだ感想
とにかく読んでほしい作品です。
共感したり、嬉しくなったり、キュンとしたり、涙したり、いろんな気持ちがわきあがってきます。
■ 「楽しい」も「苦しい」もリアル
作品全体を通して感じたのがストーリーのリアルさ。
学生時代に多くの人が経験したであろうシチュエーションが満載で、「わかる!」の嵐です。
友だちと遊んだり恋愛したりという楽しい場面もあれば、すれ違いから友だちと微妙な距離ができてしまったり本当の自分がわからなくなったり、悲しい場面も。
実際の学生生活でありえる楽しさや苦しさが描かれていて、本当にリアルです。
深い心理描写や何気ない日常のシーンの解像度が高く、同じようなことで悩んだなぁ、こんな感じあったなぁ、と青春時代を追体験させてくれる素敵な作品です。
■ どんどん読み進めてしまう
ストーリー展開もわかりやすく、4人の関係性やキャラクターひとりひとりが変わっていく様子がとても自然でした。
それぞれのキャラクターが抱いている感情とその背景は少しずつ明らかになっていくのですが、それまでに「何かあるな」と思わせる描写があります。
セリフだったり表情だったり、これはどういう感情なんだろうと続きが気になってついつい読み進めてしまいます。
そして明らかになった後も、新たな感情が芽生えたり、関係性が変化したりと最後まで飽きません。
一言でいうと「尊い」です。
■ かわいい
そして個人的に感じたのが、ファッションがかわいい!
舞台が高校なので大体は制服なのですが、たまに出てくる私服がかわいいです。
キャラクターの性格に合っているのはもちろん、服自体のセンスが良すぎます。
フルカラーなので色味も楽しめるのは嬉しいです。
このように魅力が詰まりすぎている作品なので、全人類に読んでほしい!
『氷の城壁』を無料で読めるアプリはある?
『氷の城壁』を無料で読めるアプリは3つあります。
LINEマンガ
LINEマンガでは、全131話を無料で読むことができます。
はじめの数話は無料でイッキ読みができることもありますが、それ以降は基本的に1日1話ずつ読み進められます。
マンガMee
マンガMeeでも、全131話を無料で読むことができます。
はじめの数話はイッキ読みできることもありますが、それ以降は毎日作品ごとにもらえる無料チケットで1話ずつ読み進められます。
ピッコマ
ピッコマでは全117話となっており、112話まで無料で読むことができます。
はじめの数話は無料でイッキ読みできることもありますが、それ以降〜112話までは1日に1話ずつ読み進められます。
113話〜117話(最終話)を読むにはポイントを購入する必要があるので、全話無料で読みたい方は「LINEマンガ」か「マンガMee」がおすすめです。
まとめ
『氷の城壁』は、主人公たちが悩みながらも自分の嫌な部分と向き合って成長していく物語です。
「過去の経験から勝手に分類して、この人自身を見ようとしていなかった」
「自分にとっての正解が、相手にとっては違うかもしれない」
普段の生活でも大切にするべきことへの気づきがあり、ハッとさせられます。
王道少女漫画のキュンキュンだけでは刺さらなくなってきたな〜という方は、かなり楽しめると思います。
もちろんキュン要素もあります。
単行本も発売されているので、ぜひ4人の成長を見守ってみてください。
【お知らせ】
氷の城壁 単行本化決定です〜!! https://t.co/ynWk3rjqP6 pic.twitter.com/6iOK8UVpkV— 阿賀沢紅茶 (@agasawa_tea) June 3, 2023
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